水道水には、水を消毒する塩素(カルキ)がふくまれています。それだけでなく、古い水道管を取りつけている地域では、鉛や鉄サビなどが水道管の内側から溶けだしているという報告もあります。海外と比較すると、日本の水道水の安全性はとても高いといわれています。しかし、水は生活の中でかかせず、毎日体の中にとり入れるものですから、できるだけ気をくばりたいと考える人は多く、浄水器を利用している家庭は全国で、4割前後にものぼるといわれています。
美味しい水を飲むにはミネラルウォーターを購入するという選択肢もありますが、水は毎日使用するものなので長期的にみたときに、浄水器と比較するとコストがかかってしまいます。また、ミネラルウォーターを使用したあとの、空になったペットボトルの処分もけっこう大変で手間がかかります。そういった点から、浄水器のほうを選ぶという人が多いようです。浄水器の種類を大きくわけると、蛇口直結タイプと据え置きタイプの2種類にわけられます。
蛇口直結タイプは、水道の蛇口に直接取りつけるので、スペースが必要なく、シンクまわりがスッキリとします。それにたいして、据え置きタイプは、あるていどの設置スペースが必要で、シンクまわりの状況によっては、設置することが難しい場合があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットがあるので、比較検討しながら、どちらのタイプを購入するか決めるようにするといいでしょう。
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