インサイドセールスとは、簡単に言えばオフィスの中でやる営業活動のことです。主にSNSや電子メールや電話などを使って顧客などとやり取りをし、オフィスの中だけで営業活動を行います。インサイドセールスの対極にあるのが、フィールドセールスと言われるもので、これは営業担当者が外に出て直接顧客などと対面して商談をするというものです。ただ、このインサイドセールスとフィールドセールスは、どちらか一方を選択するというものではなく、お互いが分業をして補完し合う関係というのが現実でしょう。

インサイドからのアプローチで顧客を発掘したり繋ぎ止めたりし、確実に契約を取れるという段階になったらフィールドセールス部隊が直接出向くという感じです。このように現在は確かに両者は補完的ですが、今後はIT化のますますの進展に伴い、インサイドセールスの方の比重が大きくなる可能性があります。インサイドセールスにはメリットが色々ありますが、特に大きいのは営業の効率が上がることでしょう。従来の営業では、営業担当者が顧客の発掘から商談まで何もかもすべてをこなしていましたが、この手法では無駄が多いのも事実です。

セールスに出向いたら空振りだったなんてことも少なくありません。インサイドによるセールスでは、契約をとれる見込みがほぼ確実になった段階で直接商談を行うので無駄足を防止できますし、1日あたりにさばける商談の数も多くできるので効率がとてもよくなります。