インサイドセールスは主に内勤で行う営業スタイルのことで、オフィスから外に出ないまま電話やメールなどを使い顧客と交渉を行います。実際に顧客を訪問して交渉を行う営業スタイルは、フィールドセールスやアウトサイドセールスなどと呼ばれます。最近ではインターネットを通してパソコンやスマートフォンなどを使い対面で交渉を行うケースも増えました。パソコンなどを使用しインターネット上で対面による交渉を行う営業スタイルはオンラインセールスと呼ばれており、フィールドセールスの一種です。
インサイドセールスは電話やメール、ウェブ会議システムなどを使い非対面で営業活動を行う点に特徴があります。この営業スタイルを採用すると、実際に訪問しなくてよいため1日に可能な商談数を増やすことができます。顧客を訪問して商談を行う場合には移動に時間がかかるため多くても1日に4件から5件が限界です。インサイドセールは訪問せずオフィスにいながら行うので、移動時間がかからず多くの顧客と商談を行うことができます。
1回の商談に1時間かかると考えると8時間の業務時間内に8件の商談を行うことも可能です。インサイドセールスを採用すると限られた時間を有効に活用でき、フィールドセールスでは対応できなかった顧客との交渉もスムーズに行なえます。営業活動を行ったところ時期などが合わず成約に至らなかった場合でも、インサイドセールスならば大きな手間をかけず粘り強く交渉し続けることができます。インサイドセールスにはビジネスチャンスを逃さずに済むというメリットがあります。