インサイドセールスとは電話やメールなどを使い対面せずに行う内勤型の営業活動のことです。実際に顧客を訪問して行う外勤型のフィールドセールスと異なり、非対面なので効率的に営業活動を行うことができます。スマートフォンやパソコンなどを使い対面で行うオンラインセールスはインサイドセールスと似ているため混同されがちですが、外勤型のフィールドセールスの一種です。インサイドセールスは非対面で行うため訪問時間を短縮しアプローチ数を増やすことができます。

一般的に企業のマーケティングや営業の担当者は、見込み客を選定して電話やメールを使って営業活動を行います。初回のアポイントを獲得したら訪問して受注し、アフターフォローも行うことになります。たんに電話やメールで営業活動を行うだけでなく実際に訪問して交渉を行うため、時間と手間がかかってしまいます。アプローチできる顧客数に制限があり、アポイント順に訪問するので成立の可能性が高い顧客に集中できません。

インサイドセールスは電話やメールの他に、ウェブ会議システムなどを使い非対面で営業活動を行います。重要な顧客は実際に訪問して交渉を行う必要がありますが、それ以外の顧客への営業活動をこの方法で行えば効率的です。フィールドセールスのように訪問はしないものの、電話やメールなどを使い双方向のコミュニケーションを行います。カスタマーサービスなどでは察知できない問題などに対しても柔軟な対応が可能です。

状況に応じてインサイドセールスとフィールドセールスを使い分けると、営業効率を大幅に向上させることができます。